Cyril COPPINI

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落語散策

お馴染みな登場人物や演目のカテゴリー

(「落語の用語」の続き)

読む時間:およそ2分

2021年8月18日(水)に、落語をテーマにした名作マンガ「昭和元禄落語心中」はフランス語版の第1巻が出版されます。
ぜひチェックしてください。出版会社はLe Lézard Noirです。
その出版を先立ちまして、そして先月の「落語の用語」に引き続き、今回の「落語散策」では、「お馴染みな登場人物や演目のカテゴリー」について話をしたいと思います。

お馴染みな登場人物

旦那さん :

日本語の勉強をして、「旦那さん」=「ハズバンド」と覚えていましたので、はじめて落語を聞いた時になんで「ハズバンド」がそんなに出てるかと思いました。今になって、商売をしているわりと金持ちの中年男だとわかってきました。

ご隠居 :

物知りで色々説明できる人物。与太郎や八っつあんが相手になることが多いため、気が長いはず。

八っつあんー八五郎 :

すぐにも秘密を暴露。おちょこちょいで、テンパることが多い。

花魁 :

廓噺の主人公。

大家 :

長屋のオーナー。

定吉 :

旦那さんの小僧。年齢は10歳前後。

若旦那 :

文字通りの「若い旦那」。「旦那さん」のせがれという場合が多い。

与太郎 :

バカで間抜けな男。色々しくじりっ放し。

演目のカテゴリー

艶笑話 :

エロチックな要素が入る小噺。

怪談噺 :

夏しかで聞けない噺。
怪談噺を聞いて流す冷や汗が日本の蒸し暑さ払いとして効くらしい。

滑稽噺 :

一番噺が多いカテゴリー。

人情噺 :

人情を演出させる噺。

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