2年ぶりのヨーロッパ落語ツアー
2022年2月・3月
2021年8月に出版された漫画「昭和元禄落語心中」フランス語版のおかげで、
フランスでは落語の意識が少しづつ増えています。第二巻は全国の「FNAC」で(本・音楽・コンサートチケットなどのカルチャーショップのチェーン店)でも進められています。
「昭和元禄落語心中」仏語版レビュー
先月、「昭和元禄落語心中」のフランス語版が出版されましたが、すでにいくつかのナイスレビューがネットで公開されています。ありがたい話です。
今回、そのレビュー(フランス語)のリンクと第1巻の後書の訳文を紹介しましょう。ちなみに、第2巻は10月に出版決定!
祝!「昭和元禄落語心中」仏語版出版決定!
落語パフォーマーとして活動をはじめた頃からフランスでどうやって落語のことをたくさんの人に知ってもらえるのかと考えましたが、やはりマンガを翻訳すればいいのではと。
お馴染みな登場人物や演目のカテゴリー
2021年8月18日(水)に、落語をテーマにした名作マンガ「昭和元禄落語心中」はフランス語版の第1巻が出版されます。ぜひチェックしてください。出版会社はLe Lézard Noirです。
落語の用語
2021年8月18日(水)に、落語をテーマにした名作マンガ「昭和元禄落語心中」はフランス語版の第1巻が出版されます。ぜひチェックしてください。出版会社はLe Lézard Noirです。
その出版を先立ちまして、今回の「落語散策」では、「落語の用語」について話をしたいと思います。
落語と和食〜江戸の味〜
日本にきて今だに驚くことは、飲食店の数です。多いですな。日本人は食べることを大変大事にしていますので、庶民のエンターテイメントである落語には「食」というテーマはよく出てくることは当たり前のことだと言えるでしょう。
落語の小道具〜扇子と手ぬぐい編〜
落語の小道具、なくてはならないものといえば、「マンダラ」と「カゼ」ですね。
え?なにそれ?
寄席の楽屋で「手ぬぐい」、そして「扇子」を表す隠語です。
「着物&座布団編」に引き続き、今回はその二つの小道具について話をします。
落語の小道具〜着物&座布団編〜
海外では「KIMONO」は言葉として定着していますが、意味を勘違いする人がいまだに多いです。
昔から武道が流行るせい(?)で、日本語で言う「柔道着」「合気道着」「剣道着」などのことを皆「KIMONO」と海外で言います。キモノをきて高座に上がる時はお客様にとってそれは一つの驚きです。そこでよくある質問は「どうしてKIMONOをきて落語しますか?」と。
落語の構成〜マクラ、本題、オチ〜
寄席の持ち時間は出演者によって10分〜30分ですが、どの尺でもマクラ/本題/オチという構成になります。
勝手なイメージかもしれませんが、この3部分形式は日本の舞楽から出た「序破急」の概念からきている気がします。
寄席での1日
年中無休の寄席。
1月になると、新年興行でいつもより忙しくなりますね。
寄席の起源は講釈場だそうですが、初めて専門的な寄席が開かれたのは1798年。演目は浄瑠璃、小唄、講談、手品などで、1801年より落語が主流となったそうです。